沖縄の原野に家を建てる...。

▲ミシンで「西洋ヨシズ」を縫う。上下は筒にして、パイプが通るように。端はライターで炙ってほつれないように。

引っ越したアパートは、密集地が多い沖縄市にしては珍しく景色がいい。
正面に建物がなく、涼しい季節になったら窓を開けっ放しにできそうだ。遠くに海も見えるし、ぼんやり夜景を眺めるのもいい。だけど今の時期は西日が厳しいのがネック。

ホームセンターメイクマン名護店で日よけ用の「西洋ヨシズ」を見つけた。70％遮光。幅180センチで、メートルあたり1280円。2メートル買おうと思ったら、ロールの残りが2.7メートルしか無かったので、その分をオマケしてくれた。

そのまま吊るとベランダでじゃまなので、外側に付きだして取り付ける方法を考える。
ホームセンターでいろいろ悩んで、物干しフックに農業用のビニールハウスパイプを取り付ける方法を思いつく。
一応、アパートの備品に傷を付けないように物干しフックにカバーをして、金具を設置し、ミシンで縫った「西洋ヨシズ」を吊ってみた。



左：吊した状態。西日はかなり防いでくれる。
右：物干しフックに農業用ビニールハウスパイプで取り付けた状態。水道用の塩ビパイプ（黒い部分）で備品の傷防止。

オーニングのようで、いい感じ。
でも、下の道路から見上げるとちょっと恥ずかしいかな。
…なんか僕の部屋だけ、カフェのようなんだ。

そこで、100円均一で巻き上げ金具を買ってきて取り付け。普段は巻き取っておこう。


左：100均の巻き上げ金具。
右：巻き上げた状態。ちょうど、ひさしに隠れる。紫外線で痛むのが遅くなるかな。

金具に付属してたヒモでは長さが足りないので、代わりを探すが、太さ２mm程度で縒れない編みヒモがなかなか見つからない。凧糸でもいいのだけど、これだとすぐに絡まってしまうハズ。
紗利真（しゃりま　宜野湾市新城2-45-6）という手芸店に行って、ちょうどいいヒモを見つけた。メートル15円を10メートル。
この店は沖縄で一番生地が豊富なんじゃないかな。前回は、撮影用ライトを作るために、黒の遮光生地を買いに行った覚えがある。


最後に、一つ見逃していたのが風の問題。
風で煽られてけっこう派手にはためく。
下端のバーの両側をベランダ手すりに止められるようにヒモを付けて、今度こそ完成。

■予算
西洋ヨシズ　1,280円×2m　2,560円
ハウスパイプ　直径20mm×2m　380円
ハウスパイプ　直径22mm×3m　650円
留め具　20mm-24mm ×4個　100円　
留め具　20mm-22mm ×2個　46円
巻き上げ金具　100円
2ミリ編みヒモ　15円×10m　150円

合計　約4000円