コンクリートブロック造について

　ドライブしながら、あちこちで目にしたコンクリートブロック建築を撮影してみた。







　これらの写真は、外見からコンクリートブロック造と気がついた物。全て沖縄本島だ。
　また、ここには一点しか載せてないけど、古い琉球家屋は、実は結構ブロック造が多い。


　でも、不思議に思ったのが、なんでコンクリートブロックによる工法は一般に知られてないんだろうって事。

　地元の人に聞くと、コンクリートブロックが出てきた当初、建築の革命だと言われたらしい。
　何せ、安いし、積み上げるだけで台風に耐えられる上等な建物ができるからだ。


　ところが、ブロック建築にも欠点があった。
　鉄筋が無いと極端に強度が落ちる点。よくブロック塀の倒壊が地震のたびにニュースになるのは、かなりのイメージダウンだ。
　あと、外から何個ブロックを使ったか簡単に数えられるので、一個100円のブロック○○個でこんなに高いわけ～？
　と、建築の価格交渉に絶対的に不利なのだ。

　なので、業者は別の工法を勧める事が多いみたい。
　お客さんも、イメージの悪い工法より、職人の勧めるちゃんとした家の方が安心だしね。

　こうして、大工の知り合いがいるとか、事情を知っている人以外、コンクリートブロック建築をしなくなったみたい。