缶詰で冷凍コーン
(今回は、かなりセコ・ネタですが、オリジナル…)
サラダやピラフやラーメンなど、いろいろ大活躍の「冷凍コーン」。
なにげに使っているけど、市販の製品って、価格の割に量が少ない。
でも、実はこれ、簡単に自作できます。
用意するのはコーンの缶詰。それと、野菜の水切り器。
コーンは特売品を使用。水切り器は、似たような製品が何種類かあるけど、僕が使っているのは「あっとミジン」というジャスコ(イオン)で買ったヤツ。これが意外と便利。
餃子を作るときの野菜のミジン切りはもちろん(肉は×。ミンチ機を使うべし)、マヨネーズも作れるし、一番無駄そうな水切り機能が、結構重宝する(サラダには必須)。
作業は、水切りモードにした機械の中に缶詰のコーンを入れて、ハンドルを回すだけ。
水分が飛んだら、フリージングパックに入れて、冷凍庫へ。このとき、タイマーを1時間でセットしておくのがポイント。
1時間後、アラームが鳴ったら取り出して、袋の上からシッカリ揉むと、シャーベット状に固まりかけたコーンの一粒一粒がバラバラになってくれる。
念のため、もう1時間後に同じ作業をすれば完成。心配なら30分毎でも OK !
こうすることで、コーンの粒がバラバラのまま冷凍コーンになる。
全然話は違うけど、僕が旅人時代、北海道の美瑛で、コーンの缶詰工場でバイトした事がある。
バイトの僕は「ポキポキ」という部署(トウモロコシの軸を、ただ折って短くするだけの仕事)をやってたけど、地元の若いパート奥様(女工さん)たちはオペレーターを任されていた。それは、工場では花形の部署。
彼女達の作業は、剥いたトウモロコシをマシーンに挿入する事。
すると、高速で回転するトウモロコシが、旋盤のような機械で削られ、粒をまき散らしながら軸だけになってヒュンと飛んでいく!
というシュールな内容だった。
女性が、なんだか、いけない機械を扱っているようで、恐るべし北海道! と思った。
その工場では、コーンポタージュも作っていて、ステンレスの鍋の掃除は、僕らバイトがやっていた。
鍋の隅に付いた、乾きかけた濃厚スープを指で舐めると、妙に美味かった。
あっ、ちなみに「僕ら」とは、キャンプ場で暮らしていたキャンパー達の事(「キャンパー」って、もはや死語かな? バイクとかで長期の旅をする人々。別名:田舎で貴重な若い労働力!? )で、各地のキャンプ場には時々、地元の農家が人買いに来ていたんだ。
「ジャガイモ掘りのバイト、日当6,000円。昼飯も付けるよ! 」とか、「レタスの収穫。7,000円! 」とか…。
朝は早起きして、みんなバイクでキャンプ場から集団通勤(?)していたっけ。
(…今から10年以上も前の昔話です。すでに閉鎖されたと思いますが、僕がメインにしていたのは「かしわ園」というキャンプ場でした。他にも中富良野や標津にも住んでました…)
…話は戻って、本題の冷凍コーンの話。
できるなら、生のトウモロコシの茹でたてを使えたらベストだね。沖縄では、最近けっこう出回ってきた。
ちなみに、同じ方法は(野菜の水切りは使わないけど)ピラフでも使える。
食べる時に多めに作って、残りを冷ましてからフリージングバックへ。後は同じように1時間毎に揉んで凍らせれば、市販の冷凍ピラフとほとんどいっしょ。フライパンであおると元通り。
お試しあれ。